石窯でピザを焼こう!①
石窯 ピザ     
石窯の熱で焼きあがるピザ。初窯だ(撮影:趣味千編集部)
 
完成した石窯で、早速ピザを焼きましょう。粘土がまだ乾いていなくても、十分にピザが焼けます。ピザを焼いている間に、粘土が乾いてきます。
ピザといえばデリバリーが主流ですが、初めて作るにしてもそんなに難しいものではありませんし、エビやカニなどの高価な食材を使わないのであれば、安上がりで作ることができます。もちろん、本職のピザ職人のピザの作り方に比べれば、素人のおままごととなりますが、おままごとにしては十分、おいしいビザが焼けます。
ピザは何を乗せても最終的にはピザになるので、最初はあまりこだわらずに割り切って、あるもので適当に作りましょう。簡単にできる省略レシピを紹介します。
 

ピザソース

トマトの缶詰をオリーブオイルで炒めるように煮詰め、塩やケチャップなどで少し味付けをします。辛いソースがお好きなら鷹の爪を入れてもOK。赤ワインを加えてコクを出したり、黒胡椒やハーブ、ニンニクを入れて香り高くしてもおいしいです。フレッシュなトマトを加えると酸味が増します。

ピザ生地

ピザ生地
発酵してふくらんだピザ生地。かなりいいかげんに作っても成功する(撮影:趣味千編集部)
 
強力粉か中力粉に、塩、砂糖、ドライイーストを加え、水を入れてよくこねます。水は小麦粉の重さの半分を加えます。塩、砂糖は少々で良いです。粘土のようになったら、丸めてボールのようにし、ラップをかけてしばらく放置します。夏場はすぐに発酵して、あっという間に3倍ほどの大きさになります。
ピザ専用の小麦粉「00番」や酵母が手に入るなら、それで作ってみてください。ぐっと味が良くなります。
注意して欲しいのは、小麦粉をザーッと一袋使い切ってしまわず、打ち粉を残しておくということです。

チーズ

普通のシュレッドチーズで十分です。モッツァレラチーズなどが本当はおすすめですが、チーズの種類も何でもいいです。しかし意外と分量が必要になってくるので、多めに準備しておくようにしましょう。

ピザを焼くのに必要な道具①ピザピール(ピザサーバー)

石窯が完成しても、ピザを焼くのにはいくつかの道具が必要です。欠かせないのはピザを乗せて石窯の中に運ぶ、ピザピールやピザサーバーと呼ばれる道具です。ふにゃふにゃした状態の焼く前のピザを石窯に入れ、焼き上がった状態で取り出すのに使うため、高温に耐え、しっかりした物が良いです。今回はピザピールを持ってきていなかったので、杉板と杉の棒で適当に作ってみたのですが、割と使い心地が良かったです。
ピザピール
ピザピールがなかったので、杉板で急ごしらえした。割と使い心地はよし(撮影:趣味千編集部)

 

ピザを焼くのに必要な道具②トング

ピザは石窯の中で回転させ、縁を炎に面するようにして焼いていきます。これはピザピールでピザの片方を少し持ち上げて引っ張るようにして行うのですが、最初はなかなか難しいものです。そんなときは無理をせず、トングで回しましょう。トングは炭をよけたりするのにも使え、何かと重宝します。石窯の中は高温になり、入口付近でもかなり熱くなります。長いトングが使いやすいでしょう。

ピザを焼くのに必要な道具③フライがえし

これもトングと同じく、しっかりしたピザピールを持っていて使いこなせるなら、全く不要な物ですが、持っていた方が最初は無難でしょう。焼く前のピザはピザピールを石窯内部に突っ込んだあと、ピザピールから滑り落とすようにして焼き床に置くのですが、初心者はここで一番大きな失敗をしてしまうことが多いようです。しかしフライ返しがあれば失敗することはないでしょう。
ピザピールに十分に打ち粉をし、フライ返しでピザを持ち上げながらピザピールをそーっと引き抜くようにすると、焼きどこにピザを置くのが失敗しません。最初は無理をしないように、フライ返しを使いましょう。

ピザを焼くのに必要な道具④その他

石窯周辺では、焼いたピザを置いたりする台が必要となります。薪を買うときに適当な大きさの切り株などをもらってくると、安定した台として使えます。ピザピールやトングなどの置き場も最初に確保しておきましょう。
万が一に備え、水が入ったバケツなども準備しておきましょう。バケツは熱い物で溶けないようにブリキ製、金属製がいいでしょう。

ピザは焼く直前に作る

石窯で焼くピザ
石窯内は高温なので、ピザはすぐに焼きあがる。油断すると焦げてしまう(撮影:趣味千編集部)

 
ピザは生地の上にソースやチーズ、肉や野菜を置くと重くなり、場合によっては水分が生地に広がります。時間が経つと生地が破れてしまうことがあります。ピザピールの上に生地を置いたら、生地がピザピールにくっついてしまわないように、速やかに石窯の中に入れる必要があります。冷凍生地でもない限り、作り置きは基本的にできませんので、トッピングしたらすぐ焼くように気をつけましょう。材料だけ準備し、石窯内部の状態をよく見て、レンガの煤が消え、ベストなタイミングだと判断してからピザを作り始めるようにしましょう
そういうことなのでピザを焼くというのは結構、忙しい作業になります。ついつい慌ててしまいがちですが、ゆっくりやればあまり失敗することはありません。
 
いよいよピザを石窯に投入し、焼いてみましょう!
石窯でピザを焼こう!②
 
石窯を改造してコンロを設置してみました
石窯を大改造してみる①
 
石窯でピザを作る動画をUPしました。あっという間に焼きあがります↓
 
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