多機能の石窯を作る③~ロケットストーブ石窯

多機能の石窯を作る③~ロケットストーブ石窯

前回の記事はこちら↓

多機能の石窯を作る②~石窯にコンロ機能を持たせる

この記事のシリーズ第1回目はこちら↓

多機能の石窯を作る①~石窯の扉を作る

 

石窯のコンロの五徳に網を置けば、焼肉も可能。しかし、火力の調整がやや難しい(撮影:趣味千編集部)

コンロはロケットストーブ的

石窯に作ったコンロは、石窯内部で燃焼したガスが再度、通風路で熱せられるため二次燃焼がおき、ロケットストーブ(ロケットストーブで遊ぼう)に似た燃焼の仕方をします。石窯で薪を燃やせば燃やすほど周囲の粘土が暖まるので、燃焼が良くなるようです。
コンロは今のところ、石窯内部でしか火力の調整ができないので、焼き物の火加減は常に注意するしかありません。

多機能型石窯の内部の空気の流れ。石窯の上段の鉄扉を閉めれば、入口の小さな石窯となる。上下段とも鉄扉を開ければ、ダッチオーブンが丸ごと入る。余った火力はコンロに回し、焼き物や煮炊きも可能(作画:趣味千編集部)

 

石窯コンロは燻製もできる

石窯の鉄扉は錆びてくる。煤と獣脂または植物油を混ぜた靴墨のようなものを作り、何度も塗っていると次第に黒光りするようになり長持ちする(撮影:趣味千編集部)

ステンレスの針金に魚や肉を刺して、石窯コンロの上にぶら下げておくと、燻製ができます。石窯は普通に運転していても燻製はできますが、より多くの煙を発生させたいなら、石窯コンロ内に桜などの木くずを入れるか、石窯コンロの上に網を置いてチップを置くかして、煙を発生させます。良い香りの、燻製用のチップは多数販売しています。買って色々試しても面白いですし、自分で雑木を砕いて実験的に燻製に使ってみても面白いです。
普通の腸詰めなども、いったん石窯で燻製しなおすと、更に味が良くなります。ゆで卵や豆腐、チーズなど、色々な物も、燻製にして楽しむことができます。サンマなども燻製にすると大変おいしいものです。石窯作りの際には、煙や熱風もあまさず利用する設計を検討することを、おすすめします。

多機能石窯で石窯パーティーをする

最も苦労した石窯の鉄扉のヒンジ部分。熱した鉄板を鉄筋に巻きつけるように打ち、形成。両側からボルトで締め付けるようにした。扉の持ち手は熱くなるので、サルスベリの剪定枝を取り付けた(撮影:趣味千編集部)

多機能石窯で、石窯パーティーをした際の、ある程度のメニュー規模をご参考に記しておきます。

【参加者】
12歳女子×4人+7歳女子×3人

【主な材料】
ハンドボールほどの大きさのピザ生地玉8個
製麺器で作ったパスタ4玉

【作った料理】
①ソーセージ、タマネギ、トマト、コーン、シメジなどのピザ
②コーンやマヨネーズ、鶏肉などのピザ
③シラスと炒めたタマネギ、チーズ、蜂蜜、黒胡椒のピザ
④ジャガイモ、鶏肉、トマトなどのカレー味のピザ
⑤トマトと挽き肉のパスタ
⑥バジルときのことベーコンのパスタ

最初に石窯でピザを次々と焼き、ピザを食べ終わった後、上のコンロで湯を沸かしてパスタをゆでました。

自分たちで広げたピザ生地に、好きな物を好きなようにトッピングして作ってもらう方式でパーティーをしました。トッピングできた端から焼いてあげ、みんなでそれぞれを切り分けて味わうという趣向です。ピザを自分でトッピングするのはかなり面白い作業で盛り上がります。
ピザ生地をハート形や星形にしたり、具材で文字や模様を描いたり、個性豊かで創造的なピザが次々とできあがっていきます。自分がトッピングしたピザがどんな風に焼き上がるか、というのを楽しみに待つというのもわくわく感があり、焼き上がったときの喜びも大きなものになります。小学生女児らは石窯の前でピザが焼きあがるのを飽きずに待ちます。

ピザの材料もパスタの材料も十二分に準備したつもりでしたが、7人の少女は2時間くらいで全部食べてしまいました。巨大な食欲です。石窯を囲むパーティーはとにかく盛り上がります。


多機能型石窯の設計図、断面図に、それぞれの機能や素材を記したポンチ絵(作画:趣味千編集部)

 
手抜きでも石窯で焼くならおいしい。簡単ピザの作り方はこちら↓
石窯でピザを焼こう!①
 

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