春の野は山菜だらけ
桜が散ると、野のあちこちに山菜がニョキニョキと生えてきます。 ワラビにゼンマイ、タラの芽に、蕗(ふき)や山椒(さん・ しょう)など、歩けばそこら中に何かが生えていて、 1時間もぶらぶらしていればちょっとした収穫となります。
かつてはこうした山菜は重宝され、収穫競争が激しかった昔は、 山菜が密集している場所を「ワラビの巣」と称し、 なかなか他人には教えないようなこともあったそうですが、 地方が廃れていく中、 山菜摘みもさほど熾烈な競争でなくなったようです。
今回は阿蘇地方の春の野で山菜を散歩がてら探索してみました。
コシアブラ 山菜 コシアブラ 70g前後(山菜こしあぶら採りたて発送)4/半ば頃〜
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酒と特産品 酒の小屋 桑原商店
代表的な山菜
ツクシ
誰でも知っていてどこにでもあるツクシ。茎の部分を守る皮の「 はかま」をはがしてから熱湯をかけて下処理し、卵とじにしたり、 佃煮にしたり。ほろ苦いのが特徴です。微量の毒があるので、 あまり多量に食べない方が良いといわれています。 スギナもまた干して茶などに利用されます。
ワラビ
シダの一種で、野焼きの後の草原や牧野のような、
食べもんぢから.Yahoo!店
タラノキ
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芽は「タラの芽」といい珍味。天ぷらがおいしいといいますが、 素揚げ、から揚げ派も多くいます。 タラノキはあちこちから芽が出ますが、 片っ端からむしってしまうとタラノキが枯れてしまうので、 芽は全部取らないのがマナー。「先端の芽だけを取る」など、 地方によってルールがあるので、 採取前には地元の人に聞いて勉強しましょう。 タラノキは食用に栽培されたものもあります。
ゼンマイ
ワラビと同じくシダの仲間ですが、 ワラビが日当たりの良い場所を好むのに対し、 ゼンマイは小川のそばなど、水辺に近い場所に生えています。 あく抜きをしておひたしや和え物にしても良いですし、 干して保存食にすることもあります。 ナムルでは欠かせない食材です。
食べもんぢから.Yahoo!店
サンショウ
サンショウの新葉の香りは非常に高く、 酢味噌と摺ってタケノコに和えたり、ちらしずしに添えたり、 吸い物に入れたり、いくらでも使い道があります。 ゴマと一緒にすり鉢で摺ってしょうゆを垂らし、 白米に混ぜ込んでおにぎりにするような簡単な物でも、 かなりおいしいものです。 歩いていると意外とあちこちに生えているもので、 結構簡単に収穫できます。
フキ
フキは林の縁のようなやや薄暗い場所に群棲しています。 茎の部分は塩ゆでし、アクを抜きます。 油揚げや豚肉などと炒め煮にするとおいしいですが、 炊き込みごはんなどもいけます。 干したキヌ貝などと一緒に炊き込むと大変相性が良く、 サンショウでも散らせば料亭、割烹級の味が楽しめます。
山菜採りの注意
前記以外にも、 セリやミツバ採取しやすい山菜はたくさんあります。 山菜によく似た毒草もあり、トリカブトやドクゼリなど、 間違って食べると命に関わるものも少なくありません。 山菜に詳しい人の判断を仰いだ方が無難でしょう。
また山菜を盛んに利用する地方では、 山菜を山に入って勝手に採ると問題になります。 採取する前に地元の人に許可をもらいましょう。 公営のキャンプ場やスキー場、 河川敷などに生える山菜は狙い目です。
あまり山奥まで入らないのも、重要です。 山菜採りの人が道に迷ってしまうニュースがよく報じられるように 、夢中になって奥へ奥へ進んでいくと、 帰れなくなってしまうことがあります。マムシ、クマ、 スズメバチなどの危険もあるので、 そうしたリスクも十分考慮に入れた上で行動しましょう。
清すトア ヤフーショッピング店
山菜のワラビについてさらに詳しく
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