ドクダミ茶は簡単に作れる
ドクダミは林床や林縁、 庭の日陰などが多い場所に繁茂する植物です。 ドクダミ科ドクダミ属で、ハート形の葉をしており、 白い花が咲きます。
独特の強い香りがあり「どく」という発音が含まれるので、 子どもなどは「毒じゃないか」と勘違いすることもありますが、 古くから薬草として使われ、十の薬効があるとして「十薬」 などとも呼ばれる、ありがたい植物です。
薬効については漢方薬などに詳しいウェブサイトに譲るとしまして 、ここでは最も摂取しやすい「茶」にする方法を解説します。
ドクダミ茶は1日で作れる
ドクダミ茶の作り方は、摘んで洗って干すだけの、 簡単なものです。誰にでも簡単につくることができます。 難しい技はいりません。
ドクダミは春先から芽を出し始め、5~ 8月に掛けて大繁殖します。これを摘んでざるに入れて洗います。 茎も花も全部一緒に摘んで構いません。
ドクダミは香りが強いからか、 好んで食べる昆虫はそうそういないようですが、 じめじめした場所に生えているものなので、 流水を掛けてよく洗いましょう。
ドクダミは天気の良い日に干す
よく洗ったドクダミを、 風通しの良い軒下などに吊して干すのが一番良いでしょう。 しかし一気に天日で乾かす方法もあります。
真夏、30度を超えるような猛暑日などは、 1日あればカラカラに乾きます。洗ったドクダミを、 梅干しの干し笊(ざる)などに広げます。 新聞紙などの上に干しても構いません。
時々裏返しながら直射日光にガンガン当てていると一気に乾燥し、 夕方にはカラカラに乾燥してしまいます。 天気が良い日を選んで干しましょう。
カビが生えないように保存を
カラカラに乾燥するまで干したら、 密封して菓子の乾燥剤を入れるなどして、保存しましょう。 中途半端に乾燥させた物はカビが生えます。 冷凍をしても良いと思います。
ドクダミ茶が好きな人は季節になると軽トラック一杯も買ってきて 、大量に1年分を作ります。如何に防湿対策をしても、 しっかり乾燥させることがコツです。
ドクダミ茶の飲み方
ドクダミの葉っぱひとつかみを鍋に入れ、水を入れて煮出します。 ドクダミを多くすれば濃く出ますが、 お好みで葉の量を調整して下さい。
ドクダミ茶は1~2分ほど煮出せば、十分です。 じっくり煮出すと濃くなりますが、 独特の香りが飛んでしまいます。 お好みで煮出す時間を選んで下さい。
日本のハーブティーとして昔から楽しまれてきたドクダミ茶。 麦茶のようにがぶ飲みするものではありませんが、 独特の風味のあるドクダミ茶は、 なぜか気持ちをほっとさせてくれます。
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