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石窯の土台に必要な材料
石窯はたくさんの耐火レンガや粘土を使うため、 かなりの重量になります。 材木などでいくらしっかりした土台を作ったつもりでも、 風化したり腐ったりすると、いつかは重みに耐えられなくなり、 崩壊してしまう危険があります。できるだけ、コンクリートや石、 土などを使って土台を作りましょう。
石窯の土台は座高に合わせて!
石窯を地面に直接作ると、窯の中をのぞき込んだりする時に大変不便です。石窯が あまり低いと料理したい材料を出し入れするのにかがまなくてはならず、苦労しますし、 風の強い日などは砂埃が吹き込んでしまいます。 石窯の内部が楽に見られるように、 土台の高さは低いベンチに腰掛けたときの目線の高さ程度になるよ う設計しましょ う。
大型の石窯で、パンなどを次々に焼きたいというような場合は、 立ったときの目線に合わせて土台を作りましょう。 ただしその場合は、土台が崩壊しないように、 しっかりと鉄筋を入れたコンクリートで作る必要があります。
ブロックと平板で作る石窯の土台
コンクリートブロックと、セメントでできた平板を使えば、 簡単に石窯の土台が作れます。 直径40センチの睡蓮鉢を使った石窯の場合、 ブロックは12個が必要となります。 平板は焼き床の面積より広くなるように、 長方形のもの2枚を準備します。
ブロックは1個あたり130円~180円程度で、 平板は1枚あたり700円~1000円程度です。 平板は焼き床の熱が直接伝わるため、 やや厚めで頑丈なものを選びます 。薄いものは何度も過熱されると劣化し、 ヒビが入る恐れがあります。もしヒビが入っても、 ジャッキアップして間にブロックを差し込めば問題ありません。
土と石で作る石窯の土台
石や土が大量に確保できるなら、 石垣を積んで土台を作りましょう。ただし、 石積みはかなりの技術が必要で時間もかかります。 チャレンジしてみたいという方は頑張ってください。
この石窯の作り方では、土台はピザやパンを直接置いて焼く「焼き床」
土山が崩れないように、側面に石積みをしていきます。 大きな石を下に置き、下から順に石を組み上げていきます。 石と土山の隙間には砂利を詰めていきましょう。
石窯の土台を作る場所は熟慮を
石窯は重量があり、いったん作ったら動かせません。 また火を使うものなので、 火事などにならないようにどこに作るかはよく考える必要がありま す。土台を作る前に、 周囲に燃えやすい灯油やガスの設備がないか、 あれば十分に距離を置くようにしましょう。
台所など、調理場からある程度近い場所にあるほうが、 石窯は使い勝手がいいようです。あまり遠いと、 トッピングをしたピザや、パン生地などを石窯までに運ぶのに、 結構苦労します。
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