大きなゴミ箱でアクアポニックスをする詳しい記事はこちら
アクアポニックスの大型化、多段化の記事はこちら
(上記記事の、多段化についてもっと詳しく解説しているのが本記事です。)
やや大型のアクアポニックス
趣味千ではしょっちゅう登場するプラ舟。今回はこのプラ舟を使って、多段式のアクアポニックスを作ってみます。アクアポニックスは過去の記事でもなんどかご紹介しましたが(⇒超簡単 アクアポニックスでトマトを育てる①)、魚の飼育水で野菜を育てるシステム。過去にはゴミ箱などを使って簡単なものを紹介しましたが、今回のプラ舟を使ったアクアポニックスはやや大型となるため、かなりの収穫が可能となります。大型といっても畳1畳もあればプラ舟のサイズによっては作れるものです。畑を借りたりしなくても、トマトやキュウリなどの夏野菜、水菜や春菊などの冬野菜、メロンなどの果樹など、主に葉野菜、実野菜の収穫が安定的に楽しめます。
プラ舟アクアポニックスに必要な資材
プラ舟アクアポニックスに必要な資材は以下の通りです。3段のアクアポニックスを作る場合の資材をご紹介します。
①プラ舟×3個(サイズはベランダなどの敷地に応じて選択)
②発泡スチロールの板(プラ舟のサイズに合わせて選択)
③バーベキュー用の金網(プラ舟のサイズに合わせて選択)
④バルブソケット×2個(指が入るくらいのサイズ)
⑤水中ポンプ
⑥ホース
⑦ビール箱やコンクリートブロックなどの段差材料
⑧金魚などの淡水魚
⑨ポンプのケースの小型プランター
以上となります。いずれもホームセンターで販売しているもので、全部そろえた場合、プラ舟のサイズにもよりますが、価格は1~3万円程度となります。水中ポンプは熱帯魚の飼育用で、ペットコーナーが充実しているホームセンターなら手に入ります。
プラ舟アクアポニックスの作り方①置く場所を決める
アクアポニックスの成否は、日当たりにかかっていると言っても過言ではありません。どんなにアクアポニックスというシステムが野菜などの植物を旺盛に繁殖させるといっても、日当たりの良い場所に置くかどうかで収穫量は格段に違ってきます。南向きで1日中日が当たるようなところがあればベストですが、できれば午前中数時間だけでも日が当たる場所が良いでしょう。そしてポンプを使うので、電源が取れる場所である必要があります。もしベランダなどで電源がない場合は、エアコンのパイプのパテをはがして防水の延長コードをベランダに引いておくと良いでしょう。なにかと使い道があります。また水道が近い場所も理想的です。
プラ舟アクアポニックスの作り方②プラ舟の加工
プラ舟アクアポニックスは、上の段から下の段へ、あふれた水が流下し、一番下のプラ舟からポンプで一番上の段のプラ舟に水を揚げるという仕組みです。このため、プラ舟に穴を開けます。これはホルソーなどの道具を使うことで可能ですが、もしそうした道具がない場合は、太いドリルで穴を開けて、棒ヤスリのようなものでグリグリ穴を広げていく方法が良いでしょう。手をケガしないよう、ゆっくりと焦らずに開けることがコツです。空けた穴に、バルブソケットをねじ込み、できればOリングをかませて内側と外側から締め付けるとしっかり防水ができます。ちなみに、ペットボトルの蓋に穴を開けたもので、プラ舟の反対側までねじ込んだペットボトルの飲み口を締め付けても、バルブソケットに似た状態となり、防水ができます。これだと材料費がタダで済みます。とはいえ、バルブソケットも安いものなので、しっかり作りたい人は、ホームセンターで買い求めてください。
動画で作り方の流れをご覧ください↓
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