アクアポニックスでトマト栽培⑥

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アクアポニックスでトマト栽培⑤

このシリーズの第一回目はこちら↓

超簡単 アクアポニックスでトマトを育てる①

ぽろんぽろんと、次々と実を付けだしたアクアポニックスのミニトマト(撮影:趣味千編集部)

ようやく天気が回復

病気や嵐、長雨、日照不足に傷めつけられた初代のアクアポニックスのトマト(撮影:趣味千編集部)

 

記録的な長雨と何度かの小さな嵐、日照不足に加え、葉に斑点ができる病気が発生したアクアポニックスのトマト。どうにも悪条件が重なったため、7月末にリセットしたのは、前回書いたとおりです。
ミニトマトに苗を植え替えて再び挑戦すると、今度はグングンと順調に成長しています。ようやく天気が回復、安定してきて、日当たりも十分になってきたのが良かったようです。

ミニトマト数百個

リセットして植えたミニトマト。元気な苗だ(撮影:趣味千編集部)

 

ミニトマトを植えて2カ月あまり。夏の強い日差しが戻り、背丈は一気に2メートルほどに成長しました。根も十分に張って、アクアポニックスの本領が発揮されています。
花もたくさん咲きました。大きく3本に根元から枝分かれしていますが、それぞれに小さな実が鈴なりにつき始めました。まだ緑色ですが、数えると250個ほど、実が成っています。かつてアサガオを植えていたネットに沿って上に伸び、ちょっとした緑のカーテンの役目も果たしてくれています。

金魚大成長

あっという間にぐんぐん成長したアクアポニックスのミニトマト。丈は2メートルほどとなり、まだ成長中(撮影:趣味千編集部)

 

アクアポニックスに糞と尿で養分を与えてくれている2匹の金魚も、大変立派に成長しました。
黒オランダという品種と、更紗のオランダ獅子頭なのですが、容器が狭くなるほど成長。頭部の肉瘤もどんどん盛り上がって、ブルンブルンと震えるほどに大きくなってきました。
2匹のオランダ獅子頭は買った当初、頭部に小さな盛り上がりがいくつもありました。こうした金魚は飼い込むと肉瘤が発達し、凄いものはアフロヘアのような立派な頭部になることが多いようです。

アクアポニックスの濾過能力

大きな一枝あたり80~100個の実が付いている。赤くなるには時間がかかる(撮影:趣味千編集部)

 

濾過装置も何も付けていないアクアポニックスですが、水質は上々。エアリフトで持ち上げられる水流がまんべんなくトマトの根の間を流れ、しっかりと濾過ができている状態のようです。余分な養分もたっぷり吸い取られているようで、水のにおいも腐敗臭など無く、健康で元気な水槽と同じにおいがしています。
いまのところ定期的な水替えなどもおこなっておらず、ただ蒸散や蒸発によって失われる水分を、足してあげるだけです。
通常の水槽では水替えを定期的にしなくてはなりませんが、アクアポニックスでは魚や水質に害となる成分を、植物が吸い取ってくれます。

上部濾過に植物を植える

大型化したアクアポニックスのオランダ獅子頭たち。肉瘤も大きくなってきた。アクアポニックスは濾過もないのに魚が健康に大きく育つ(撮影:趣味千編集部)

 

魚が出した糞尿を植物が吸収することで水槽内から余分な養分が除去されるというシステムは、普通のアクアリウムでも応用が出来ます。
この場合、粗目の濾材に根を張らせても良いですし、アクアポニックスのように発泡スチロールなどを浮かべて、自由に根を張らせても構いません。
植える植物は日陰に強い植物が良いでしょう。水田雑草などとして嫌われる湿地を好む植物などを植えても面白いと思います。
たっぷり茂らせてどんどん養分を吸わせることができます。
 
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