清流を涼しげに泳ぐオイカワは「ハヤ」や「ハエ」 などと地方名で呼ばれることもある、 最もポピュラーな魚の一つです。漢字では「追河」と書きます。 産卵前の婚姻色が出たオスの魚体は虹色に染まり、 熱帯魚も顔負けの美しさで魅了してくれます。 誰にでも簡単に釣れますので、ぜひ清流に出かけ、 オイカワ釣りに挑戦してみましょう。
目次
オイカワはどんな魚?
オイカワは最大で15センチほどになります。
シマノ 七渓峰 (しちけいほう) ZK 硬調 53 / 渓流竿 (O01) (S01)
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どこに生息している?

オイカワは西日本に広く分布するコイ科の淡水魚で、 主に川の中流域に分布します。上流にもいますが、 ヤマメやアマゴ、 アブラハヤやタカハヤが生息するような上流域には少なく、 主に中流域に生息します。下流で、 海水が満潮時に逆流してくるような河口域で、 ボラと一緒に泳いでいるのを見かけることもあります。 湖沼にもおり、オイカワはかなり広い適応範囲を持っていると言えます。 本来は東北地方などには分布していませんでしたが、 琵琶湖産の稚アユが全国に放流されるようになるのに伴って、 本来は分布していなかった地方にも生息域を広げています。
オイカワは釣りのいろはを教えてくれる入門魚
オイカワは釣りの初心者でも子どもでも簡単に釣ることができます 。オイカワはマブナと並び、 釣りの基本を勉強するには持ってこいの対象魚ですので、 釣りを覚えたい人の入門に適していると言えます。
オイカワの浮き釣りのタックル
オイカワを釣るのに必要なのは、清流用の延べ竿です。 川幅や釣り座の高さに応じて、長さ3.5メートルから5.5メートル程度のものを使い分けましょう。竿は振り出し式の軽いものが、持ち運びやすい上に疲れにくく、 使いやすいです。長い竿は遠くのポイントを狙えて有利ですが、 仕掛けを裁くのに慣れが必要となります。 手頃なサイズの矢竹などが手に入るなら、 竿を自作しても面白いです。
基本的な仕掛けは、道糸が0.3号、 小型の玉浮きや唐辛子型のハヤ浮き、 浮力に合わせたかみつぶし重りで、針は袖針の1~ 3号を使います。針の交換がすぐにできるように、 自動ハリス止めを使っても効率が良いでしょう。
オイカワの釣り方
オイカワは川の上流から流れてくる昆虫や藻類を待ち構え、 上流に頭を向けて泳いでいます。堰堤の落ち込みや、 瀬から淵への流れ込みなどに群れていることが多く、 ポイントとなります。餌はミミズがいいですが 、手に入らなければパンや麺、 魚肉ソーセージなどでも十分に餌となります。
水深に応じて、浮き下の長さを調整し、 上流から仕掛けを投入します。水の流れに乗せて仕掛けを流し、 当たりを待ちます。浮きが消し込んだり、 流れとは不自然な方向に動き出したら竿を立て、合わせます。 合わせが遅いと針が飲み込まれてしまいますので、 浮きの動きに集中しましょう。
オイカワのあんま釣りのタックル

オイカワの釣り方の一つに、「あんま釣り」 というものがあります。あんまとは、 マッサージのあんまのことで、 この釣りをしている姿があんまをしているように見えることから、 そう呼び習わされるようになったといわれています。 あんま釣りは、2メートル未満の短い竿を使い、浅い川に立ち入って行います。短い竿が無い場合は、 延べ竿の底のキャップを外し、 穂先から2番目くらいまでを引き抜いて使いましょう。 あんま釣りの仕掛けは、道糸と自動ハリス止めと針のみ。 針は袖針1~3号をオイカワのサイズに合わせて使い分けます。
オイカワのあんま釣りの仕方
川に立ち入るあんま釣りは涼しくて非常に気持ちが良いですが、 注意も必要です。川の水深の目安は、すねの半分程度の深さで、 それ以上深い場所では危険が伴います。 川底は苔などで滑りやすいため、 ビーチサンダルなどで釣る場合は注意しましょう。釣り方は、 針に餌をつけ、下流に向かって流すだけです。 足で川底の石を裏返したりすると、 オイカワは流された川虫などを狙って濁りに集まってきます 。そうしてオイカワを集めながら釣ります。
夏の川で思い出を作ろう

オイカワは誰にでも釣れる美しい魚です。 冷たく清らかな川で釣り上げられたオイカワは、 手のひらの上で真夏の太陽を浴び、銀色に輝きます。 魚は小さくても、日頃のストレスを忘れる、最高の一瞬です。 子どもたちにとっても永遠の思い出になるでしょう。 ぜひオイカワ釣りに挑戦してください。
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バルキーノで水中撮影。魚たちがたくさんいるきれいな川です。ご視聴、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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