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ブロックの土台ができたら、ニワトリ小屋本体を作っていきます。 電動ドライバーやドリルなど、 簡単な道具があれば作り方はDIYの高度な技術を持たない人でもできる簡単なものなので、すぐに完成します。 器用な人は1時間程度で作れるでしょう。
目次
壁面はラティスが便利
ニワトリ小屋は木材で柱となる枠を作っても良いのですが、ラティスを使うのが簡単です。 ラティスは安いもので構いません。 ホームセンターで1メートル程度のラティス3枚を買ってください 。
ラティスには動物が入る隙間がないものもありますが、 念のために亜鉛引きの金網を張っていきます。 金網は指が入る程度の網目であれば、動物の侵入を防げますが、 それ以上であれば網目が広げられ、 侵入されてしまう恐れがあるので注意しましょう。動物の侵入防止が、ニワトリの飼い方で最も重要なことです。
タッカーで金網張り
ニワトリ小屋に金網を張るのに、「タッカー」を使うと便利です。 タッカーはホチキスのようなもので、 100円ショップなどでも販売されています。 小さな針で止めるので、それぞれの強度は弱くなります。 弱い部分は破られる可能性もありますので、 針を打つ間隔は小さくします。針は安いものなので、 惜しみなく打ち付けていきましょう。
ラティス三面を、長いネジでしっかり留め、「コ」の字の形に組み立てます。 空いた部分は同じ長さの材木で上下をネジ止めし、固定します。 これでニワトリ小屋の側面はできあがりです。
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扉はバーベキュー網
次はニワトリ小屋の扉の部分を作ります。扉は大型のバーベキュー網が便利です。 ホームセンターなどでは頑丈なバーベキュ ー網が格安で売られています。 これは木枠に金網を張るよりはずっと頑丈なものです。
バーベキュー網を開閉するためのちょうつがいには、 ヒートンというフック型のネジを使います。 ラティスの適当な場所にヒートンを打ち、 バーベキュー網を引っかけたのちにペンチで挟み、 閉じてしまえば完了。 十分にちょうつがいの役目を果たしてくれます。
餌の投入口を作る
ニワトリ小屋につけたバーベキュー網の扉をいちいち開閉するのは大変なので、 一部に小窓を作ります。ニッパーで金網の針金を切り、 扉となる木の板などを同じようにヒートンでつなぎ、 開閉式とします。こうした小窓を作っておけば、 餌や水を与える日々の作業が簡単になります。 木の板の扉は開けられないように、ブロックの穴を利用した 杭と、番線を折り曲げた鍵で施錠できるようにします。
天井を張り、屋根を作る
天井にもタッカーで金網をしっかり張ります。 これでどこからも動物が侵入できないはずです。 侵入できなければ駆除する必要もありませんし、 ニワトリも無事です。イタチもテンも害獣と言いますが、 それは人間にとってであって、 一生懸命生き抜いている野生動物なので、 傷つけないようにしたいものです。
屋根は樹脂製の波トタンをを使って作ります。金属製はさびたり、 手を切ったりする恐れがありますので、樹脂製をおすすめします。 屋根は乗せるだけにし、固定しないようにします。 台風などの際には、 いかに強く固定しても簡単に吹き飛ぶからです。
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台風などの日の屋根をどうするか
台風などが来たら、ニワトリ小屋の屋根を外します。 もし固定していたら屋根がちぎれて吹き飛び、 小屋ごと吹っ飛んでしまう可能性があるからです。 一般住宅が耐えられない台風に、 ニワトリ小屋が耐えることはありません。
台風の際にはニワトリ小屋の屋根を取り外して地面に置き、 ブロックなどを置いて飛ばないように重りにします。 小屋の中にはブロックを入れた大きめの段ボール箱を置き、 ニワトリには一時的にここで嵐が過ぎ去るのを待ってもらいます。
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夏の暑さ対策
屋根は片方をロープで結ぶなどして緩く固定し、 車のボンネットのようなはね上げ式としておきます。 猛暑日には高く屋根をはね上げ、風通しを良くします。
異常な熱風のような風しか吹かないときは、屋根をはね上げても無意味となります。そんなときは逆に屋根を伏せ、 屋根の上にむしろやよしず、 いらなくなった衣類などを置いてたっぷりと水を吸わせておきます 。そうすることでどんどん気化熱が屋根から奪われ、 ニワトリ小屋の温度が下がります。ニワトリの飼い方では、害獣対策と同様、夏の猛暑対策もとても重要です。
冬は囲いを
冬になったらニワトリ小屋の周囲を、すだれなどで囲い、 北風からニワトリを守ってあげましょう。 ニワトリは丈夫な生き物ではありますが、 暑さや寒さはやはり大きなストレスになります。
ニワトリはペットではありませんが、 歩くとついてくるほど人間によく慣れます。 ニワトリにとってなるべく快適な環境を提供してあげて、 おいしい鶏卵を安心して産める状況を作ってあげましょう。
何でも食べます!
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