雨どい屋上ビオトープを作る③雨どいの切断と接着

雨どい屋上ビオトープを作る③雨どいの切断と接着

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雨どい屋上ビオトープを作る②ビオトープの形と必要な材料

 

接着する前に必ず仮置きをして継手をつなげてみて、寸法に狂いがないか確かめよう(撮影:趣味千編集部)

直角に曲げられ、延伸も出来るという雨どいの特性がわかったところで、実際に屋上に雨どいでビオトープを組み立ててみましょう。

塩ビ用接着剤の特性

雨どいと継手の接続は、塩ビ専用の接着剤を使うのが基本です。この接着剤は、接着剤そのものが対象に貼り付いてくっつける通常の接着剤と違い、塩ビを溶かして融合させる性質を持っています。従っていったん接着させると塩ビ同士が一体化したようになり、非常に強固な接着となります。このため、作ったら最後、分解はできません。

 

コーキング剤には防カビのために薬品が練り込まれているものもある。水槽用のシリコンはその点は心配ないが、高価(撮影:趣味千編集部)

シリコンで接続する

今回作るビオトープは、いずれ分解したり、移動したりする必要があるかもしれないため、完全に固着する塩ビ用接着剤ではなく、シリコンを使って接着します。これであれば専用の道具ではぎ取り、分解することが可能です(ただし力仕事になります)。
使用するのはコーキング(シーリング)に使うシリコンです。カートリッジタイプになっており、コーキングガンというものに装着して、押し出して使用します。

 

コーキング剤を押し出すのに使うコーキングガン(撮影:趣味千編集部)

シリコンの種類

コーキングとは窓枠や風呂のバスタブと床壁との隙間などを塞ぐのに使われます。このため、カビを防ぐ薬剤が入っており、生物にとって毒性があるものもあります。
シリコンには魚類に影響が少ない水槽用のものが発売されています。これを使用するのがベストとなりますが、高価なものとなります。雨どいの接続自体には普通のコーキング剤を使い、雨どい内の水に接する部分だけ水槽用を塗布し、水質への影響を抑える方法がとれれば、メダカへの影響を抑えられるでしょう。

 

仮置きしてから切断、接着する

切ったり接着したりする前に、大まかに雨どいと継手を並べてみましょう。そうすることである程度の寸法を測り、失敗することがないようにします。このときに注意しなくてはならないのは、継手の幅です。雨どいは継手に差し込んで使うものですが、「曲がり」はかなりの幅があり、この幅を無視すると、寸法が狂ってしまいます。

 

継手からシリコンがあふれるくらいでちょうど良い。ケチると水漏れの原因となるので注意(撮影:趣味千編集部)

トロ船を接続する

雨どい小川だけのビオトープでも十分に楽しいものですが、今回はこれに複数の小さなトロ船を接続します。これは雨どい小川の水位が晴天続きで低下したときや、水温が上昇したときに備えた対策です。
トロ船にヤナギのような樹木を植えたり、ヒシやスイレンのような浮葉植物を移植することで、日よけをつくることができます。ヒシやスイレンは大きな植物なので、雨どいの幅では十分に葉を広げることができません。

 

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