うさぎちぐらを作ってみる

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稲作をしよう①~水田ビオトープ

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藁縄を作る方法

 

本来アナウサギのネザーランドドワーフなどの飼いウサギは、穴に入るのが大好きだ(撮影:趣味千編集部)

猫ちぐらにあこがれて

新潟県や長野県で作られる民芸品、猫ちぐら。元々は乳幼児が入るための藁で出来たゆりかごのようなもので、嬰児が入ることから嬰児籠(え・じ・こ)とも呼ばれていたようです。これを猫用にしたのが、猫ちぐらとのこと。
猫ちぐらは基本的には藁で出来たものですが、本物は数万円もするものもあります。ただ、そのできばえの美しさ、高い技術をみれば、そのくらいの価値はあると納得せざるを得ません。実に芸術的な民芸品です。

 

ウサギは藁が好き

大型のペットボトルなどの筒状のものに藁を巻くようなイメージで、うさぎちぐらを作る構想を練る(撮影:趣味千編集部)

猫ちぐらではありませんが、ペットショップやホームセンターに行くと、ウサギ用に藁やチモシーなどの牧草で編んだ、トンネルや袋状のおもちゃが販売されています。日本でペットとして飼われているウサギは元々日本にはいなかったアナウサギで、穴を掘って住む習性があるため、このようなおもちゃを好みます。藁で縄を綯ったので(⇒藁縄を作る方法)、これで似たようなものを作ってみます。幸い、藁は無農薬。「うさぎちぐら」を作って、趣味千で飼育しているネザーランドドワーフの「チョコ」=8歳・オス=に楽しんでもらおうという趣旨です。

筒に藁縄を巻く

趣味千が飼育するネザーランドドワーフの「チョコ」。8歳。かわいい(撮影:趣味千編集部)

筒状のものに藁縄をぐるぐると巻き付けていけば、藁縄でトンネル状のものが出来ます。これを基本的な構造とします。大きな焼酎のペットボトルが、ちょうどウサギの入る穴に良さそうだったので、これに巻き付けて作ります。
藁縄と藁縄がバラバラにならないように、綯っていない藁で固定していきます。基本的には布を織るときと同じように、上下上下・・・と交互に藁を藁紐に通していき、締め上げるように編み上げていきます。

見た目は悪いうさぎちぐら

チョコは前から見ると白菜のようにも見える(撮影:趣味千編集部)

猫ちぐらや藁細工を作っている人たちを見ていると、自分なりに工夫した道具を使っています。細い穴に藁を引っかけて引っ張り出す道具や、編み目をしっかりと詰めたりするための道具を、要所要所で使用しています。
しかし今回は手で強引に編み上げていきますので、途中で藁が思わぬ方向に曲がったり、飛び出たり、とても見た目が悪くなりました。藁の最後の部分をウサギの耳の形に加工しようともしましたが、失敗しました。ただまあ、トンネル状にはなりました。制作時間は2時間ほど。力まかせに作ったので、市販品よりも丈夫ではあります。

ウサギは藁細工を壊して遊ぶ

猫ちぐらに比べるとあまりにも不格好。でも心を込めて一生懸命編む。藁靴の中の神様のように、いいことがあるかも(撮影:趣味千編集部)

ウサギにとってこうした藁のおもちゃは、入ったり出たりできる遊具として遊ぶことももちろんありますが、ぶっ壊して遊ぶこともあります。くわえて振り回したり、かみちぎったり、前脚で掘りまくるように引っかいたりして、すぐにボロボロにしてしまうこともあります。存分に遊んでもらえたら、どうしてくれようと飼い主としては満足です。

 

警戒してなかなか入らない

姿勢よく藁を味わうチョコ。ポリポリとよく食べる(撮影:趣味千編集部)

うさぎちぐらを作っている最中は興味津々で、何度も近くを飛び回り、藁やカヤを食べたり、引き抜いたりして遊んでいた「チョコ」ですが、いざできあがったうさぎちぐらを目の前に置くと、近づくものの中に入ってくれません。近づいてにおいをかいだり、鼻先でつつくのみです。
ウサギは市販のおもちゃでも、警戒してなかなか近づかないことがあります。しかし数日経って安全が確認できたら、しっかり遊んでくれるので、心配は無用です。

↑ちぐら型にはなりませんでしたが、なんとなーく喜んでくれたかも?

水田ビオトープの藁を作って自家製の納豆を作りました。昔ながらの味わい↓

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