ドライトマトの作り方

ドライトマトの作り方
梅干し笊で干したトマト。盛夏の炎天下なら、切り方にもよるが5~7日程度でドライトマトとなる(撮影:趣味千編集部)

ドライトマトとは

アクアポニックスに実ったトマト。やや赤みがかったものも完熟の物も、ドライトマトにすることができる(撮影:趣味千編集部)

 

ドライトマトとは文字どおり、乾燥させたトマトのことです。イタリアの保存食で、パスタや煮込み料理など、様々な料理に使われています。カラカラに乾燥させてから瓶などに密封して保存する方法もありますし、オリーブオイルなどに漬け込んで保存する方法もあります。トマトは水煮にして密封して保存することもできますが、ドライトマトは軽く、かさばらないので、保存には有利です。

ドライトマトの味

トマトの玉のサイズが異なっている場合、乾燥するタイミングがバラバラにならないよう切り方に注意が必要(撮影:趣味千編集部)

 

トマトが大量にあって消費に困るということが日常的にそうそうあることはないので、トマトはそのまま生で食べることが多いと思います。今回は、アクアポニックスで大量にトマトが実ったため、生で消費するのが追いつかなくなり、一部をドライトマトにしてみました。
ドライトマトは生で食べるのと比べると、ずっと味が濃いです。干すので小さくなりますが、水分が乾燥してうまみが凝縮されるので、小さく干からびていても料理に強いトマト味をもたらしてくれます

ドライトマトの作り方

トマトは縦に切っても横に切っても構わない。種を取り出さなくても時間をかければドライトマトは作れる(撮影:趣味千編集部)

 

トマトを乾燥させただけのものなので、ドライトマトの作り方は簡単です。簡単に言えば切って干すだけですが、作り方にはいくつかの方法があります。
トマトは丸ごと干しても、乾燥しません。カットして干しますが、あまり厚く切ると、乾きにくいです。カットしたトマトの種を取ってから干す方法もあります。水分が多い種の部分を取り除くことで、乾燥が早くなりますが、種の部分は種の部分でおいしいので、一長一短です。

炎天下で1週間干す

晴天が続く日をなるべく選んで作り始めること。雨の日や夜間は、冷凍して一旦干すのを中断する(撮影:趣味千編集部)

 

乾燥する際に、トマトに塩を振る方法もあります。乾燥を促進するとともに、トマトに塩味が加わっておいしくなります。
塩を振らずに干す方法もあります。今回は適当な大きさにカットしたトマトを、塩を振らずにそのまま、天日で干す方法をとりました。この方法は乾燥までに時間がかかります。
梅を干す網などに並べて干します。真夏の炎天下で、気温が高い日だと、グングン乾燥します。とはいえ完全に乾燥するには、晴天が連続でも1週間ほどかかります。糖分が高いものは乾くまで、蜜のようにベトベトします。

夜は取り込むのが無難

乾燥するとかなりトマトは小さくなる。ドライトマトは糖分が凝縮し、蜂蜜のようにベタベタとしてくる。時々ひっくり返しながら干し続ける(撮影:趣味千編集部)

 

炎天下で干している最中は、鳥やアリなどの昆虫が寄ってくることはあまりありません。しかし夜に外に出しっぱなしにしていると、虫が寄ってきたり、明け方にカラスに持って行かれたりすることがあります。これを防ぐために、夜はいったん取り込むのが無難でしょう。
取り込んだトマトを生暖かい部屋に置いていると、腐敗することがあります。そのまま放置せず、ラップをかけて冷凍し、翌日に一度電子レンジで温めてから、再び干すのが良いでしょう。干している途中で冷凍する方法は、天気が悪いときにも応用できます。
干す場所はやや高い場所で。低い場所だと風で舞ったホコリなどを被ってしまいます。

ドライトマトの保存方法

完成したドライトマトは、乾燥材と共に瓶に入れて保存。冷凍、オイル漬けにする保存方法もある(撮影:趣味千編集部)

 

できあがったドライトマトは干からびて縮み、びっくりするほど量が減ってしまいます。瓶一杯作るなら、かなり多くの量を作る必要があります。
しっかり乾燥したつもりでも、カビが生えてしまうことがあります。できあがったドライトマトを瓶などに密封するときは、乾燥剤を入れましょう。最も確実なのは、冷凍保存です。凍らせておけばカビが発生する心配も無く、長期間使えます。オリーブオイルに漬けておく保存方法もあります。

オーブンで作る方法

ガスオーブンがあるなら、オーブンで作る方法もあります。焼くのではなく、乾燥させるので、温度は120~140度くらい。30分~1時間ほどしてから取り出し、乾燥具合をみて再びオーブンに入れ・・・というのを繰り返します。何日も天日で干すよりも早いとは言え、時間はそれなりにかかります。
 
 

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