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←雨どい屋上ビオトープを作る④トロ船を接続し、遊水池、水田として楽しむ
雨どいを組み合わせ、トロ船を接続した屋上ビオトープ。水を溜め、底砂として使う赤玉土を敷き詰めました。
湛水試験
組み上がった雨どい小川ビオトープに水を溜め、最終的な湛水試験をします。湛水試験の前に底砂などを入れると、もし水漏れを発見した場合にかなりやっかいなので、必ず湛水試験をしてから底砂を入れましょう。
雨どいはそもそも工業製品なので、継手はぴったりと雨どいに接続されるようになっています。接続部にしっかりシリコンを充塡すれば、水漏れはまず起きません。しかしどこからか水漏れが発生した場合は、対処が必要です。
水漏れの対処方法
もし水漏れが確認されれば、まずは満水にし、しばらく放置します。そして水漏れがどの水位で止まるか確認します。 一定の水位で水漏れが止まる場合は、その水位のいずれかの部分で水漏れが発生していますので、隙間がないか継ぎ手部分を点検。見つかったら改めてシリコンを充塡します。
全部水が抜けてしまう場合
水漏れが止まらず、全ての水が抜けてしまうような場合は、底の部分に接続がうまくいっていないカ所があるということです。その場合は全ての水を抜いて乾かし、雨どいの内側から全ての継ぎ手部分にシリコンを上からヘラで塗布します。
コンクリートや石、土などを使う庭の泉水や本格的なビオトープの水漏れの対処はそれなりのテクニックを必要としますが、最初にも述べたとおり、雨どいは精密に作られた工業製品なので、水漏れの修復も簡単です。
雨どいの膨らみに対処する方法
雨どいは通常、受け金具によって固定されます。受け金具は雨どいを支えるため、雨どいは水がたまっても金具に挟まれるようになって膨らむような変形をすることはありません。