ベランダに小川を作ってメダカを飼おう④水田雑草を導入する(2)

ベランダに小川を作ってメダカを飼おう④水田雑草を導入する(2)

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ベランダに小川を作ってメダカを飼おう④水田雑草を導入する(1)

 

水田雑草の多くは冬には枯れてしまう(撮影:趣味千編集部)

雨どいの小川に導入する水田雑草を実際に採取してみましょう。地に這うように平べったく生えるもの、背の高くなるもの、完全に水中にあるものなど、色々な種類があります。タイプの違う植物を植えると、小川のレイアウトが立体的になって面白くなります。

 

水田雑草の採取の仕方

チョウジタデは大きく成長するが、赤玉土しかない養分が少ない雨どいの小川では、やや小ぶりに育つようだ(撮影:趣味千編集部)

水田雑草を採取するなら、バケツやポリ袋を準備しましょう。火ばさみなどがあれば便利です。
水田雑草は水路の側面や底に生えています。水路が深い場合、無理に降りて取ると危険なので、あきらめましょう。こうした場所にはマムシやヤマカガシなどの毒蛇がいる場合もあります。不用意に手を突っ込まず、できれば火ばさみなどで挟んで根ごと引き抜きましょう。もし手で採取するなら、まずは棒状のもので草を揺らして蛇を追い払います。
採取した水田雑草や水草は、バケツやポリ袋に入れて持ち帰りましょう。

どんな水田雑草を採取するか

シダ類なども植えても面白い。今回はトクサの仲間が採取できた(撮影:趣味千編集部)

色々な水田雑草がありますが、おすすめするのは次のようなものです。

①チョウジタデ

チョウジタデは赤い茎、緑の葉で、生命力が強く、少しだけ採取して植えても旺盛に繁ります。いくら剪定してもどんどん生えて繁るので、水質浄化の効果も高いです。アリマキがつきやすく、落下するとメダカの餌になるので、魚付林のような役目も果たすことができます。

②イの仲間

シズイ、イヌホタルイ、クログワイなど、色々な種類があります。針状の細い葉が、涼しげな雰囲気を醸し出してくれます。

③ヌマトラノオ

小石で雨どい小川の一部を囲って赤玉土を盛ると、植物が植えやすい(撮影:趣味千編集部)

葉に斑文が入り、房状の白いかわいらしい花が咲くのが特徴です。非常に花の寿命が長いので、たっぷり楽しめます。

④イヌタデ

スミレの一種と思うがよくわからない草。春に花でも咲けば種が特定しやすくなる(撮影:趣味千編集部)

よく見かける雑草ですが、綺麗な赤い花と実を付けるのが特徴です。生命力が強く、よく繁ります。
このほかにもオモダカやコナギ、ミズアオイ、セリ、チドメグサなど、色々な雑草が見つかります。好きなものを採取しましょう。
水田雑草のほかに、水草の採取も可能です。マツモやエビモ、ミズタガラシ、ヤナギスブタなど、色々な水草を採取することができます。

水田雑草を植える前の注意点

最東端にはシダレヤナギを植えた。柳は霊力を持つ縁起の良い木とされるが、幽霊が立つというイメージが定着してしまった(撮影:趣味千編集部)

水田雑草には先述の通り、農薬などが付着している可能性があります。まずは水道水をためたバケツに浸し、これらを洗い流しましょう。
ヤゴやタイコウチなどの水生昆虫や、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)など、小川に持ち込めないものも混じっている可能性があります。これも洗い流す時点でチェックします。

水田雑草の管理上の注意

別に幽霊が来たって良い(作画:趣味千編集部)

水田雑草は赤玉土に植えます。養分が少ない赤玉土に植えると巨大化せず、比較的ささやかに育ちます。それでもさすがは雑草で、盛夏には旺盛に繁ります。どんどん剪定し、切り詰めましょう。
水田雑草は雑草とは言え、中には絶滅が心配されている種もあります。図鑑などであらかじめ、絶滅が心配されているものではないか調べておくと良いでしょう。採取したものを採取地以外に捨てるのも、生態系を攪乱させるのでやめましょう。
また外来種の採取もやめましょう。持ち帰って植えると、流出させた場合に生態系を乱します。シュロガヤツリやオオカナダモなどはよく見かけますが、もし見つけても採取して植えたりしないように気をつけましょう。

 

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