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ジャングル化の屋外アクアリウム
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トロ舟を半地下に埋めて簡単な濾過を設置し、 流木と水草を配した熱帯魚の屋外アクアリウム。 トロ舟の周囲に苔や水生植物を植えて自然な感じに仕上げようと思 っていたら、一気に夏草が茂り、草原の中の水たまりというか、 小さな泉のような雰囲気になってしまいました。
流木と川砂を入れた当初は植物プランクトンが発生し、 やや青水に。しかし緩やかに濾過が効き、水は透明となりました。 その代わり、 アオミドロやサヤミドロなどの藻類がふわふわと繁茂してきました 。
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屋外アクアリウムのアオミドロ
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アオミドロが茂ると、植えた水草を覆い、 日光を遮って成長を阻害します。見た目もあまり良くないので、 本来なら除去したいところなのですが、 アオミドロが生えるのは自然なことですし、 アオミドロ自体が水も浄化するので、放置していました。
藻類をあまり除去したくない理由は、 シオカラトンボが盛んに産卵するから、というのもあります。 小さなヤゴの隠れ家となっていると思われます。
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アオミドロ対策
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水草が必要とする養分以上の養分があると、 苔やアオミドロが発生するといいますが、 直射日光下ではあまり関係なく、アオミドロが成長します。 特に水に流れがある場合は発生しやすくなります。
ビオトープの場合、 アオミドロを食べる巻貝が大量発生していたりしない限り、 どんどん繁茂して水中を覆い尽くすので、 定期的に除去する必要があります。荒療治ですが、 いったん水をかき混ぜて濁りを発生させると、 泥の粒子がアオミドロに降り積もり、枯らすことができます。
野生化する熱帯魚
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様々な熱帯魚を放してみましたが、 どの熱帯魚もしっかり野生化したようです。 婚姻色が出た個体もおり、非常にワイルドな状態になっています。
餌は与えてはいません。落下昆虫やミジンコ、イトミミズなど、 自然に発生したプランクトン類を食べて生きているようですが、 特にやせてもおらず、元気に育っています。
水槽で飼育する場合と最も異なるのは、行動。 人間にわらわら寄ってくるようなペットではもはや無くなり、 人影に隠れ、泳ぎも非常に素早く、雨が降ると興奮します。
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ゴールデンハニードワーフグラミーの変化
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最もこの屋外アクアリウムになじんでいるのは、 ゴールデンハニードワーフグラミーかもしれません。 メスオスの区別は、導入時には付かなかったのですが、 今は婚姻色がしっかり現れています。
オスは口元から腹に掛けて黒々と変色し、 メスは尾びれなどに美しい赤が入っています。 黄色というかレモン色だった体色は、金に近い色になっています。
水草やアオミドロ、流木などの隙間を器用に泳ぎ回り、 水中の様子はアジアの水路や小川のようです。「優雅に泳ぐ」 と評される同種ですが、敏捷。好奇心も旺盛で、 カメラにも近づいてきます。
腹の大きなメスがいます。 もしかしたら産卵行動が観察できるかも知れません。
シルバーチップテトラ
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屋外アクアリウムにはネオンテトラやレモンテトラ、 プリステラなどを入れました。いずれも上からは見かけますが、 カメラの前になかなか姿を現しません。
そのかわりにしょっちゅう姿を現し、荒々しく争ったり、 激しく追いかけ回ったりするのは、シルバーチップ・テトラです。
ブラジル原産のこのテトラは、とても活発。 導入時はなんとなく弱々しく感じていましたが、 とんでもない暴れん坊のようです。 もしかして繁殖するのではないかと、期待しています。
赤コリの変化
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赤コリの名で流通するコリドラス・アエネウスは、 水槽内で飼育するとちょこちょこと砂利の間を探りながら泳ぐ姿が 見られますが、野生化したものは人影を見ると、 ジェット噴射のように吹っ飛んで隠れます。
コリドラス用に川砂を敷いている部分があるのですが、 そうした砂場をゆっくりと餌を探すことはなく、 一気に現れて一気に隠れます。敏捷で、 水槽の中のおとぼけたのんびり姿とは大違いです。 コリドラスが動き回る部分だけは、アオミドロも生えず、 砂が露出しています。
今回の記事の写真は以下の動画のスナップショットを使用しました。30分超の動画ですが、自然な魚たちの様子が面白く撮れました。ぜひご覧ください↓
水中動画第2弾。さらに魚たちが元気に、たくさん登場します。
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