屋外で熱帯魚を飼おう③~流木で密林の細流を再現

屋外で熱帯魚を飼おう①

屋外で熱帯魚を飼おう②

流木を配置した熱帯魚トロ舟。屋外なので、トロ舟から飛び出しても構わない。大胆に配置しよう(撮影:趣味千編集部)

熱帯魚池のレイアウト

岩と礫、エアリフト式濾過装置のみ配置した熱帯魚池。1週間も経てば珪藻が覆い、自然な緑色となる(撮影:趣味千編集部)
 
特大のトロ舟に岩を配し、塩ビパイプで濾過槽を作った熱帯魚池。濾過も順調に進み、水に濁りは発生していません。トロ舟全体に薄く珪藻が生え、自然な緑色に染まっています。既にユスリカが産卵し、アカムシも発生しています。熱帯魚は元気があり、餌も与えていませんが、岩陰やスイレンの葉陰に隠れつつ、活発に遊泳しています。。
アクアリウムとしてはまだ殺風景ですので、流木を配し、水草や植物を植え、アマゾンや東南アジアの密林のような風景っぽくなるように、飾っていきます。

流木を拾う

海岸の流木はそのままでは使えないので、しっかり塩抜きをする必要がある(撮影:趣味千編集部)
 
今回のレイアウトでは、大きめの流木を中心に、岩場、水草が生えた砂地などを表現します。
使用する流木は本来は、ダムや河川で拾うのが最適です。海岸で拾うと塩を含んでいるため、塩抜きが必要となるためです。しかし今回は都合上、海岸で流木を拾い、塩抜きをして使用します。
流木は樹皮がはがれて白化したものが適しています。造形として面白いのは複雑な枝分かれをした部分や、根の部分です。流木は水中に沈んでいる部分は腐りにくいですが、水上に出ている部分はすぐに腐り、樹脂がたっぷりあるようなものでも数年で朽ちはじめていきます。消耗品と考えましょう。
熱帯魚の屋外飼育の方法は、動画でもご紹介しています。ご視聴、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

流木の塩抜き

根の部分など、複雑な形をした流木ほど、個性的でレイアウトしやすい(撮影:趣味千編集部)
 
流木の塩分を抜くのは、本来は真水に丸ごと流木を浸しておくのがベストです。池や川などにしばらく浸けてから、使用しましょう。もしそうした場所が無ければ、数カ月間は屋外で雨ざらしにします。
塩分などがたっぷり染みこんだまま流木を使うと、熱帯魚がペーハーショックを起こしてしまったり、水草が枯れてしまったりすることがあります。
ちなみにですが、塩分のついた流木を燃やすと、ダイオキシンが発生します。海岸で流木でたき火をするとロマンチックでワイルドですが、注意が必要です。

流木の配置

「劇場型」に展示する水槽のレイアウトと違い、どの方向から見ても面白く見えるよう、配置を工夫してみる(撮影:趣味千編集部)
 
最も長い流木は、プラ舟の縁が露出した部分を隠すのに使います。流木の端が角のようにプラ舟からはみ出すようにします。流れてきて岩に引っかかって止まったように置いたら、園芸用の川砂を流木の隙間に流し込み、固定します。
細長くくねった流木は、トロ舟の対角線上に配置し、端をトロ舟の外に突き出すようにします。これらの流木には徐々に水が染みていくので、植物の苗床となります。道ばたに生えているような苔や、シダなどを植え付けると、ジャングルの細流のような雰囲気が出てきます。
沈まない流木は石を重しにし、しばらく放置しておきます。水を吸わせ、沈むようになるまで待ちましょう。

流木の注意点

川砂が流木を埋めている。テトラからコリドラス、グラミーまで、習性に応じて隠れたり、餌を探したり、流木を楽しんでいる(撮影:趣味千編集部)
 
固い流木もあれば、すぐにスポンジのように朽ちてしまう流木もあります。水草を活着させて長く楽しみたいのであれば、なるべく固い流木を選んだ方が良いでしょう。せっかく活着しても、流木自体が分解してしまうと台無しです。
熱帯魚のうち、プレコなどは流木を食べます。かなりの勢いで食べてしまいますので、覚悟が必要です。
流木の割れ目などに身を隠す熱帯魚もいます。流木を取り換えるときなどに割れ目に潜っているのに気付かないこともありますので、十分に確認しましょう。
 
 
 
 
 
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