ニワトリの冬の飼い方

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ニワトリを購入しよう!

卵を産んだ!!

 

初めての雪に興味津々の「アンジー」と「ソフィー」(撮影:趣味千編集部)

ニワトリは寒さには強い

ニワトリは暑さに弱く、猛暑の夏などには、鶏舎で数万羽が熱中症で死ぬような事故が起きてしまうこともあります。しかし寒さにはかなり耐性があります。氷点下でも死ぬようなことはありません。とはいえ管理にはある程度、注意も必要となります。今回はニワトリの飼い方の冬の注意点をまとめます。

氷点下5度でも元気

高地では強い寒波で何もかも凍るような日もあるが、ニワトリたちはかなりの低温にも耐える(撮影:趣味千編集部)
 
寒波が到来して気温が急に下がり、雪が積もってもニワトリは小屋の中で元気です。小屋を開けたらすぐに雪の中を走り回って餌を探し、寒さなど関係ない様子です。気温がマイナス5度を下回るような日も、全く動じません。たっぷりの羽毛に覆われているので、当然と言えば当然でしょう。
夜間は寄り添って寝ています。脚をたたんで首をすくめていますが、寒いからでは無く、夏季でもこのように丸くなって寝ます。

小屋に覆いを

小屋の風除けは、段ボールなどを立て掛ける程度でよい(撮影:趣味千編集部)
 
とはいえ体温を奪われることはニワトリにとっても良くないことです。小屋に寒風が吹き付けるような場合は、周囲を段ボールなどで覆ってあげましょう。
小屋の底を土にしていて、土が乾燥している場合は、ニワトリの糞による発酵も加わり、地温がすこし高くなります。小屋の床の土が乾燥した状態になるよう、気をつけておきましょう。
 

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穀類を与えよう

夏季は草や野菜くずを中心に与えて良いですが、特に寒いような日はやや穀物を増やしてあげましょう。普段よりほんの少し多く、くず米や麦、トウモロコシなどの炭水化物を与え、ニワトリが体温を維持できるようにします。

水が凍らないか注意

ニワトリはかなり水を飲みます。冬でもたくさん水を飲みますが、水入れが凍っていたら飲めません。水入れが凍るようであれば、毎朝割って水が飲めるようにしてあげましょう。ペットボトルを半分地下に埋めたり、日が当たる場所に水入れを置くなどして、凍結しないようにする工夫も必要です。

害獣に注意を

雪を食べるニワトリ達。マイナス5度以下でも平気で遊び回る(撮影:趣味千編集部)
 
雪が降り山に獲物が少なくなると、イタチやテン、アライグマやタヌキなどが里に食べ物を求めてやってきます。ニワトリ小屋がこうした野生動物に襲われるのは、夏季よりも冬季に集中します。いま一度、小屋に侵入する隙が無いか、破られるような脆弱なカ所がないか、点検しましょう。(⇒テンやイタチからニワトリを守る方法~ニワトリの飼い方
イタチなどは小さな隙間から侵入しますし、劣化した金網なら破ってきます。補修が必要なら補修をし、小屋に侵入しようとした際についた爪痕などが無いか、定期的に観察しましょう。

野鳥に注意

冬季は鳥インフルエンザの季節でもあります。カモ類などの渡り鳥が飛来し、鳥インフルエンザが野鳥に広がってしまうことは、よくあります。こうした野鳥からウイルスがニワトリに感染しないよう、ニワトリ小屋に野鳥が近づかないような対策をしましょう。
野鳥が鶏小屋にやってくるのは、ニワトリの食べ残しの穀類などを狙うためです。ニワトリ小屋の周囲にくず米やトウモロコシなどが散らばったままにならないよう、きれいに掃除しておきましょう。

産卵の数が減る

毎日1羽が1個ずつ。寒くても卵を産んでくれる(撮影:趣味千編集部)

 
あまりにも寒いと産卵の数が減ることもあります。これは仕方ないことなので、十分に餌を与えて、しばらくは静かに過ごしてもらいましょう。また温かくなれば毎日、立派に卵を産んでくれるようになります。
現在飼育中の「アンジー」と「ソフィー」は寒さにも負けず、毎日1つずつ、卵を産み続けてくれています。

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