④ビオトープの小川を掘る方法

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③ビオトープの防水、工法の選び方

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⑤ビオトープの防水資材の選び方

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①ビオトープで自宅に小川を作る

 

 

穴掘りに絶大な力を発揮する小型バックホー。1日2万円前後でレンタルできるものもある(撮影:趣味千編集部)

川幅の決め方 

今回造る小川は、長さ約15メートルとしました。上流から下流までを表現できればいいな、と思っています。川は長さは簡単に決められますが、川幅を決めるには、ちょっと計算が必要です。
ビオトープやビオガーデンの小川を掘る時は、防水層や石積みを同時に造ることを考えて、川幅よりもかなり広く、深く掘る必要があります。例えば1メートルの幅の川を造りたい時は、石積みの幅と、遮水層の粘土の幅を足して計算する必要があります。もし川岸に30センチ幅の石積みを造り、40センチ幅の粘土の遮水層を造るなら川幅(1メートル)+石積みの幅(30センチ)×両岸+粘土層(40センチ)×2=2・4メートルとなり、2メートル40センチの幅を掘らなくてはならないということです。

小川の深さの決め方

安全靴は必須。つま先を落石などから守り、事故を防ごう(撮影:趣味千編集部)

小川の深さもまた川幅と同様に考えます。実際の深さに粘土層の幅、川底に石を敷くなら石の幅を加えなくてはなりません。
小川の深さについては、土手も考慮しなくてはなりません。土手が低く、小川の水面が低いと、ビオトープを見るときに小川をのぞき込むような形となりますし、雨水が落ち葉などと共に流れ込んで、ビオトープのゴミが増えてしまいます。小川の両岸はやや土手を高く造るようにし、水面も地面になるべく近づくように深さを決めましょう。

小川の傾斜

小川の断面は、台形を逆にしたようなものとなります。川岸の角度があまりに急だと、防水シートの上に粘土を乗せていくとき、ツルツルとしたシートの上を粘土が滑り落ちてしまい、工事が難しくなってしまいます。粘土の質にもよりますが、川岸の角度は緩めに造る必要があります。

穴掘りは力仕事

ビオトープ・ビオガーデンの防水のイメージを表したポンチ絵。シートを粘土で挟むことで、三重の防水となる(作画:趣味千編集部)

ショベルで穴を掘るのは力のいる仕事です。地面の下には石や木の根など、様々な障害物があります。剣のように先が尖ったショベルや、つるはしなどを使って掘り進んでいく訳ですが、芝生のような草の根さえ、なかなか手強く、作業を阻んできます。
そんなとき、家庭菜園用の小さな耕耘機があれば、とても役に立ちます。耕耘機は小さくても強力で、草や木の根を簡単に切ってしまいますし、拳ほどの大きさの石もガンガン掘り起こしてくれます。ほぐれた土を、あとはショベルで運び出すだけです。
土は水分を含み、とても重いものです。運び出すのには、手箕(てみ)という道具を使います。穴が深くなったら、川底に建設路を造り、一輪車を乗り入れさせて運び出した方が楽です。

バックホーで掘る

ビオトープ作りで何かと役に立つ「手箕(てみ)」。持っておいて損はない(撮影:趣味千編集部)

人力に限界がある場合は、バックホーを借りて掘ってしまうのが上策です。小さなバックホーでもさすがは重機、少なくとも大人7~8人分の仕事を、疲れ知らずでやってくれます。
小型バックホーのレンタルは、ご参考までに1日に1万7000円でした。内訳はバックホーのレンタル代が7000円、運送賃が往復で10000円でした。
バックホーは基本的に講習を受けて使うものです。小型とはいえ重量とパワーがある機械なので、いかに講習を受けたからと言っても、操作に慣れていなければ大変危険。使い慣れた人に操作を頼んだ方が良いでしょう。

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