水中撮影の装置③~実地試験

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水中撮影の装置②~200円で作る

 

「しんかい30」(左)と「しんかい30N」(右)。100円ショップで売っている洗濯物干し用のロープとカラビナで水中に吊るして使う(撮影:趣味千編集部)

「しんかい30」は浅く流れの緩い場所に最適

 

1.5キログラムある「しんかい30N」はある程度の急流でも安定して撮影できる(撮影:趣味千編集部)

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「しんかい30」と夜間用「しんかい30N」の実施試験をしました。釣りの玉網用の竿で吊す設置の仕方と、洗濯物干しに使うロープによる吊り下げによる設置で、それぞれを試しました。
「しんかい30」は365グラム。池や泉のような流れの少ない場所、浅い場所に置いても安定し、撮影ができます。背丈が低いため、より水底に近い目線からの撮影が可能でした。
しかし水流がある場所では流されてしまいます。しっかり水底に着いても、カメラが受ける水流がかなり強いため、ズルズルと流されてしまいます。
小川や水田、タイドプールなどで「しんかい30」は活躍しそうです。

「しんかい30」で撮影した川。浅い場所には最適なサイズだ(撮影:趣味千編集部)

「しんかい30N」の性能

 

「しんかい30N」を海で試すべく、手漕ぎボートで出港。投錨後、約7メートルの海底に沈める実験をした(撮影:趣味千編集部)

「しんかい30N」は1500グラム。「しんかい30」を押し流した急流に設置してみましたが、さすがにガッチリと着底し、びくともしません。ある程度の流れや波の動揺がある場所でも、十分に安定して撮影できそうです。
ボートから6メートル程度の深さにも沈めてみました。重量があるため潮流で流されず、真っ直ぐに沈んでいきます。ある程度までの潮流には耐えられそうです。
「しんかい30N」は急流や水深がある海、池などで役に立ちそうです。

見た目は?でも普段見られない水中を撮影できて実力は十分↓

「しんかい30N」の夜間水中撮影性能

海底は砂地。カニか環虫類の穴が無数に見える。遠方に魚影が見えるが、警戒して近づいてこない。カムフラージュが今後の課題だ(撮影:趣味千編集部)

夜間水中撮影用に開発した「しんかい30N」の性能は、水深30センチ程度のビオトープで試しました。直視できないほどの明かりでしたが、よくある深海の撮影の映像のようには明るくはありません。せいぜい光の前を横切る魚がいくつか映る程度です。
色々な角度を試しましたが、アブラボテやヤリタナゴなどの小魚が寝ぼけて光の近くに集まってくるところは、カメラの直前ならば結構きれいに撮影できました。今後、更にライトを増やすなどの工夫が必要かもしれません。

簡単な工作で楽しめますので、皆さんも是非工夫してよりよい装置を作ってみて下さい。

 

闇夜に「しんかい30N」で撮影したビオトープのアブラボテやヤリタナゴ。もう少し明るく撮れるよう、水中照明の増設を検討中(撮影:趣味千編集部)

 

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水中撮影の装置①~安価な小型カメラを活用する

水中撮影の装置②~200円で作る

 

映像に出てくる魚や水草の解説をしたショートバージョンはこちら↓

 

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