放し飼いのニワトリは逃げる?ニワトリ小屋は低い方がおすすめ~ニワトリの飼い方

放し飼いのニワトリは逃げる?ニワトリ小屋は低い方がおすすめ~ニワトリの飼い方

ニワトリを飼って新鮮な卵を食べよう!ニワトリの飼い方

ニワトリ小屋を作ろう!①~ニワトリの飼い方

 

ニワトリ達の行動範囲を示した図。防獣ネットやラティスで仕切り、「L字」型に限定したが、安々と突破された。しかし開放されていても、国道には出ようとはしない(作画:趣味千編集部)

ニワトリが行動範囲を拡大

順調に卵を産み続けるボリスブラウンのアンジーとソフィーは、ニワトリRUNを満喫し、啓蟄で頭を出したばかりの昆虫や、芽吹いたばかりの新芽を容赦なく食べ続け、毎日新鮮な卵を提供してくれています。
すっかり大人になった2羽はニワトリRUNのお陰で野生化が進んでいます。走る速度も上がり、疾走するように駆けていきますし、羽根を羽ばたかせる力も強くなったので、防獣網(高さ約1メートル)を軽々と飛び越え、行動範囲を勝手に拡大するようになりました。
空腹か「退屈」を感じたら勝手に網を飛び越えて事務所の玄関に回り込み、ガラスの扉をコンコンとつついて出てくるように促すような行動も覚えました。ニワトリは飼ってみるとわかりますが、人間とコミュニケーション能力がかなり高いような気がします。

ニワトリは逃げない

ラティスを使って作ったニワトリ小屋。屋根をたたみ、重石を置き、嵐に備えているところ。台風時は、吹き飛ばされやすい屋根を外す(撮影:趣味千編集部)
 
行動範囲を拡大し続けるボリスブラウン姉妹ですが、不思議と敷地から出て行くことはありません。敷地はブロック塀とフェンスで囲まれてはいるものの、自動車が出入りするための入り口は大きく開いています。このように野生化が進み、フロンティアスピリッツに満ちているのに、2羽とも飼育者の敷地からは一歩も出ようとしません。
ニワトリはある程度、縄張り意識を持ちます。敷地は国道に面しているのですが、ボリスブラウン姉妹は「ここから先は私たちの用がある世界ではない」と認識しているようで、興味も全く示しません。草も生えていないアスファルトやコンクリートの道路の上は、生き物が生きる世界ではないと認識しているようです。

田畑には縄張りを広げようとする

逆に言うと、ニワトリは田畑のような場所については、生息できる環境であると認識し、自由と餌を求めて進出しようとします。他人様の畑に勝手に進出し、苦労して蒔いたばかりの種や、出たばかりの野菜の芽を食い荒らしたら大変です。
そうならないよう、縄張りの外は恐ろしい世界であるとニワトリに教える必要があります。最も効果的なのは「防鳥テープ」と呼ばれる、農業用のテープです。これは金や銀、赤や銀に光るテープで、稲穂などをスズメから守る際などによく使われます。ニワトリが脱走しそうな場所があればこの防鳥テープを適当な長さに切り、ヒラヒラと風にたなびくように垂らしておくと、怖がって近づきません。ニワトリはムカデでもハチでも平気で食べる癖に、なぜかこんな些細なものを真剣に怖がります。

背の高いニワトリ小屋は風に弱い

ニワトリは好奇心の塊。しかし一定の縄張り以外には出ようとしない(撮影:趣味千編集部)
 
今回、ラティスを組み合わせて作ったニワトリ小屋は、一般的なイメージのニワトリ小屋よりもずいぶん低く、どちらかというと昔の犬小屋に近いものに見えるかもしれません。
あえてこのように低いニワトリ小屋にしたのは、台風対策です。ニワトリ小屋は軽いため大変風に弱く、一般住宅のように嵐に持ちこたえることはできないからです。
人間が中に入って管理できる、四畳半ほどの背の高いニワトリ小屋を、かつて2棟作ったことがありますが、かなり頑丈に作っても、台風の直撃を受けて大破してしまいました。ロープと杭で固定しようか、ボルトでがっちり柱を締め付けようが、土台のブロックと柱を金具で固定してセメントで固めようが、電柱が傾くような本格的な台風の前では全く無力です。大荒れの日にパニックになって逃げ回るニワトリを回収するのは非常に骨の折れる危険な作業です。

低いニワトリ小屋は強い

背の低いニワトリ小屋・鶏小屋はその点、相当な嵐に耐えます。車庫の屋根が吹き飛んだ台風の直撃を受けた日でも、ラティスの部分にロープをしっかり掛け、杭を打ち込んでがっちり固定しておいたら、趣味千式の鶏小屋は吹き飛ばされることはありませんでした。
ニワトリは元々セキショクヤケイなので、薮の中などで生活しています。つまりいつも何かの物陰に隠れながら生きている訳で、天井が高いからといって開放感を感じたりはしません(たぶん)。むしろ物陰に入り込むのが好きなので、天井が低いほうが落ち着くようです(多分)。
台風が近づいたら、鶏小屋の屋根を外しましょう。鶏小屋の屋根は軽いものなので、凧のように吹き飛んでしまいます。あらかじめ屋根を外して室内に取り込むなどしておきましょう。屋根さえ外しておけば、ニワトリ小屋はラティスに金網を貼っただけの風を受け止めない構造のため、地面に固定さえしておけば竜巻でも来ない限り吹き飛びはしません。

ニワトリにとっての嵐

土の上は好きだが、コンクリートの上は嫌い。出歩きまわっても、日が暮れると勝手に小屋に入って眠ってしまう(撮影:趣味千編集部)
 
ニワトリは数時間、暴風雨にさらされてもなんともありません。羽毛は脂があって水を弾くので、健康なニワトリの場合、体が芯までびしょ濡れになってしまうようなことは、まずありません。
とはいえ雨ざらしではかわいそうなので、シェルター代わりに段ボール箱などを入れておきましょう。段ボールに重しとなるブロックなどを入れて、鶏小屋に入れておくと、ニワトリたちは嵐の間にそこに入ります。
 
いろいろ対策について記しましたが、豪雨や強風など、実はニワトリ自身には全く問題ではないのかもしれません。というのも以前、台風で背の高いニワトリ小屋が吹き飛んだとき、ニワトリたちは集団で一斉に畑に向かい、暴風雨の中で思う存分、畑の野菜を食い荒らしたからです。咎める人間が屋外に出てこれないのをチャンスとばかりに、叩き付けるような雨の中、時々吹き飛ばされたりしながらも地面をひっかき、発見したミミズを奪い合い、菜っ葉を食いちぎり、晴天の日と全く変わらずに過ごすほど、ニワトリは強靱な全天候型の生物のようです。台風の翌日も何事もなかったかのように、いつもより腹いっぱい食った分だけ、やや大きな卵を産むだけです。
 
地震などの災害時も同様です。家が倒壊し、断水し、停電したのに、ニワトリは全く関係なくいつもどおりに卵を産みます。ある養鶏場は震度6強~震度7の地震に見舞われて地域が壊滅的な打撃を受け、鶏卵が出荷ができなくなったのに「毎日何万個もの卵がコロコロ産み続けられ、どうしようかと途方にくれた」と振り返っていました。
 
ニワトリは「三歩歩くと忘れる」とか言われますし、欧米では「チキン」というスラングもあり、いずれも悪口ですが、そのロボット・機械のようなストレス耐性には目を見張るものがあります。無心に地面を引っ掻いて何かをつついている姿を見ているともはや「三昧の境地」としか言いようがなく、危うくニワトリに何かを教えられそうになります。
 

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