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赤玉土を入れる
湛水試験をクリアしたら、底砂として赤玉土を入れます。底砂を入れずにメダカを飼育することも出来ますが、水草や植物を植える場合を考えると、根が張る場所としての底砂が必ず必要になります。また底砂はイトミミズやユスリカの幼虫のようなベントスの生息場所にもなりますので、ビオトープとして作るのであれば、ぜひとも底砂は入れたいものです。
床に直置きの場合は重量は気にしなくて良い
雨どいをプランターハンガーなどで吊して使う場合は、あまり重いものを底砂に使うのは危険です。しかし地上に直に置くのであれば、重さは問題になりません。土やアクアリウムでよく使われる大磯砂など、重いものを入れることが出来ます。
ただしエレベーターが無い建物の屋上まで重い砂や砂礫を運び上げるのは、結構な労力なので、力が有り余っている人やダイエット中の人以外は、無理しない方がいいでしょう。
底砂の種類
底砂は水質に影響を与えにくいものであれば、基本的に何でも構いません。赤玉土はPH6程度の弱酸性で淡水魚が生息する河川の平均的なPH7(中性)とさほど変わりません。
赤玉土に似た土を使う場合、まずビーカーなどに土を入れ、リトマス試験紙で酸性土を計る必要があります。強い酸性、アルカリ性を示すようであれば、その土は使わないようにしましょう。園芸用の土であれば、極端なPHを示すことはあまりありませんが、建材を使用する場合は注意が必要です。
砂や砂利を使う場合
海砂はホームセンターなどで安く販売されており、これも底砂として使えます。ただしかなり塩分が含まれているため、水で洗い塩分を流してしまう必要があります。
バケツに砂を入れ、水道水を注ぎながらかき混ぜ、上水を捨てるという作業を幾度か繰り返せば、塩分はかなり抜けます。多少塩分が残っても屋外のビオトープなので、幾度も雨が降る度にどんどん塩気が抜けていきます。
赤玉土の利点
水質に影響を与えない赤玉土は、安価というのも魅力ですし、雑菌や余分な養分を含まないというのも大きな利点です。焼成していない赤玉土は何年もするとほぐれ、やがて単なる赤土に戻ります。